木をふんだんに使った家は、木の色合いの変化をも楽しむもの、だと思います。特に和風住宅は。
でも「この家は新築時はどんな風だったんだろ~♪」なんて想像していくうちに、白木洗浄にも興味を持ち始めました。
我が家は家の洗浄以外にも、雨どい問題などもありますから、今すぐに!というわけにはいきませんが^^;、気になるので下調べしてしまいます。
せっかくなので備忘録としても残しておきます。
目次
そもそも「キレイにしたい」というと新品を勧められる事にちょっとした抵抗感が。
そもそも、「ココを直したい」「ここをきれいにしたい」と業者さんに相談すると新しいものに交換することや塗り直す(隠す)ことを勧められることが多いと思われます。
恐らく業者さんも、古いものを修復するよりも新しいものに入れ替えた方が簡単なんでしょう。
しかし、例えば、壁なら塗り替えるより洗浄、雨どいなら交換するより修復、玄関扉や玄関も新しい物に交換するよりも洗浄や修復したいのです。
我が家はキッチンを一式新しいものに入れ替えましたが、キッチン収納は、扉だけ新しく取り換えれば、まだまだ使えました。
ただ、そういう願いを叶えてくれるところが、なかなか見つからず。もしくは値段が張ることで、結局は新品に総入れ替えしたわけです。
新品丸替えの方が早いってなるんでしょうが、違う違う、そうじゃない~!という場面は多々あります。
住設や建材を調べていて感じるのですが、昔と今では住設のデザインや質なんかも変わっています。
今はどちらかというと「安価で安全で簡単」なものが増えているように思いますが、中古住宅では旧+新だとどうも馴染まない、というものも多々あります。
最近のはプラスチックや樹脂製が多く、なんというか安っぽいというか・・扱いやすいというか・・。
そりゃ、耐久性はあるのでしょうが、凝った造りのものが少なくなっているように感じるのです。
玄関扉も交換したくても、今は樹脂性が多いので、壁や縁など、周りと色合いが違い過ぎてしまうんですね。
そこだけ浮いちゃうんだよなー。ってな具合に。
さて、少し話がそれましたが、このサイトのタイトルである「古民家再生」というのは、前からあるものを新しいものにしよう、ということではなく、古い物を修理したり、洗浄したりしながら大事に受け継いでいきましょう、という意味も込めています。
リフォーム業者さんも、リフォームじゃなくて「新築時に戻します」のような、「修理・清掃・洗浄」して「復元」してくれるようなコースがもっとあるといいですよね。
家具の修理や復元、とかね。
私たちは主にネットで探しているせいか、探し方が悪いのか、業者さんを見つけるのも一苦労です。
さてさて、白木洗浄の話に戻します。
この物件を引き継いだ際、気になったのが柱などの色合いでした。
経年劣化で木は薄い茶色から濃い茶色に変化していくことは勿論わかっています。
が、それでも黒っぽくなっていたり、色合いにムラがあったりする部分は気になっていました。
自分達なりに、水に浸けて固く絞ったフキンなんかで拭いてみたりしましたが、手が届かないところも多く、何分素人なので思い通りにいきません。
あく抜き剤なども調べましたが、自分達でやって逆に変になったら取り返しがつかないので、まだ手が出せてません。
そこで、柱などの洗浄は可能なのか調べていたら、やはり白木洗浄する業者さんっているんですね!
木部を復元してくれるのは、リフォーム業者さんではなく、清掃業者さんなんですね!
白木洗浄してくれる業者
※これからご紹介する業者様は、特に私たちと関係はありません。業者さんの良し悪しも分かりませんが、ネットで調べて実例を出していて、私が個人的にブックマークしていたサイトをシェアしたいと思います。
株式会社ビホームテクノクリエート さん /長野県
http://www.ie-arai.jp/index.html
そうそう!こういう感じ!こちらの会社さんは長野市の工務店さんのようですが、まさにこういう感じです。まさに白木洗浄!
当サイトと同じように「古民家再生」を謳ってらっしゃいます。
こちらは真っ黒の木肌を新築当時に戻す白木洗浄やその逆で年月を経ったような風格ある古色仕上げもしてくれるようです。
もうなかなか手に入らない貴重な木材をクリーニングして使い続けていくという精神がまさに!です。
こちらでは実際のビフォーアフターが見れます。
http://www.ie-arai.jp/work02_01.html
余談になりますが、ビホームテクノクリエートさんは長野の会社のようです。
和モダンの本もしかり、長野って素敵な和風邸宅や数奇屋造りのお家が多いイメージですが、どうしてなんでしょう?お金持ちが多いのかな?
株式会社ビーホーム さん /大阪市
https://bhome-stone.com/71210/
木材だけではなく、石材、タイル、ガラスなども再生を行っているようです。
木材の栓条例では、木製建具の洗浄をビフォーアフターで掲載されています。
我が家も施工前と似たような状態ですので、そうそう!こうなってるー!と頷きながら眺めました。
木部のみならず、石材など家や施設の中が次々に美しくなっていく様子は、見ていて清々しいです。
こういった技術が自分にもあったら、我が家はピカピカになるのにな・・。
株式会社シーエスワイ /神奈川県
ハウスクリーニングの会社のようで、エアコンやレンジフードなどなど多くのクリーニングを行っています。
木部のアク洗いは天井やウッドデッキなど多くの実例を掲載されています。
アク洗いをメニューの一つに入れている業者さんって結構少ない印象ですが、こちらは木部・白木のアク洗いの実績を写真つきで紹介してくれています。
撥水加工も・・いいなぁ~♪
ダスキン
先述したビホームテクノクリエートさんのサイトを眺めていたら、ダスキンへのリンクがあったので確認したら、ダスキンにも「白木クリーニングコース」がありました。
なるほど。やっぱり白木の“復元”は、クリーニングになるのですね。
きっとダスキンさんと提携している業者さんが別途来るんだと思いますが、ダスキンを通すのと直接頼むのと、どちらが安いのでしょうか・・
なんて言うのはタブーですね^^;
こちらのサイトにもビフォーアフターが多く掲載されています。
ダスキンだと全国にお店があるので、周りで業者さんが見つからなくても窓口になると思います。
それでも自力でやるなら専用の洗浄剤が売っている
小さな箇所など自分でやるなら「アクトリン」が有名のようです。
溶液をハケで塗って木部のあくや汚れを洗う洗浄液です。大きなサイズも販売しています。
また、アク取りというと、各所で出てくるミヤキ社製のアクロン。
こちらはA液とB液があるタイプです。
プロ用の洗浄剤のようなので、素人は難しいかもしれませんが・・。
株式会社ミヤキさんは木製の洗浄剤を多く出していきますので、本格的に自分でやりたい人は一見を。
http://www.miyaki.com/?mode=grp&gid=1698028