街を走っていると、建物の2階にある謎の扉に出会うことがあります。
窓とは違い、勝手口のようなドア扉で、屋根につながっていたり、宙に浮いたような形のものも。
外からのドアノブも見えるような。
あれ、なにのために着いているんだろう?間違って開けたら危なくない?
そういうドアを見るたびに「あー、なんか間違っちゃったんだな」とか「リフォームして使わなくなったドアなんだな」なんて勝手に思っていました。
でも、テレビ番組「ZIP」で、この度の台風15号の襲来で家庭で行っている防災の企画を眺めていたら、あの不思議な扉がなんなのか分かりました。
外にドアノブ?不思議なドアの用途とは?
これ、災害時に出入りするための脱出扉なんですね。
例えば、川が氾濫し、家に浸水したら1階にある玄関の扉は開けられない場合が多いです。
水害だけではなく、土砂災害、大雪でも、災害が起きた際に家の中に閉じ込められることは起こりえます。
そういう場合に避難扉はあるのですね。
これなら、2階から脱出できるわけですね。
普段はほとんど使わない扉ですから、予算を削りやすい部分ですが、いざというときにあっても良いものだと感じました。
恐らく、河川に近いお家や山間、豪雪地帯に多い設備かもしれませんが、付ける場所も事前にしっかり考察する必要がありそうです。
今まで、見かけるたびに「あ~・・失敗したんだな」なんて思っていたのですが、ごめんなさい(笑)
家のことを、家族のことをしっかりと考えた大切なドアなのですね!