中古物件を購入後、予想外の出費がたくさんありましたが、中でも高額だったのがエアコン。
我が家は純和風のお家。
エアコンもすべて隠してある仕様になっていて、置き型エアコンがなんと!9台もついていました。
物件を購入する際、不動産屋さんにエアコンが使えるかどうかを確かめたところ、「暖房は効きますが・・冷房はすべてアウトでした^^;」と言われました。
うっへー!とは思ったけれど、もう物件は気に入ってしまったし、今更引き返せないし・・ということで、エアコン問題を残したまま購入したのでした。
引き渡し時は冬。暖房は石油ファンヒーターでなんとかしのぎましたが、台数も台数だし、夏が来る前にエアコン問題を解決することにしました。
目次
- 1 以前ついていたのは三菱製と日立製の置き型エアコン
- 2 置き型エアコンにするか、壁に着けるエアコンにするかで迷う!
- 3 ハウジングエアコンを出しているメーカーが減っている!
- 4 その前に条件が一つ。室外機を中庭に置きたくない。見える場所に置きたくない、ということ。
- 5 壁付けエアコンが付けられない?!
- 6 壁が厚いと壁付けエアコンってつけられない?!
- 7 天井が斜めだと天井付けのハウジングエアコンもつけられない!
- 8 ・・ということで床置き形一択。ダイキンの業者さんを信じて。
- 9 16畳、18畳タイプは室内機・室外機合わせて1台25万くらい!
- 10 床置きエアコン5台設置!
- 11 ちなみに・・実機はネットの方が安いけれど・・
- 12 ちなみにちなみに。取付業者に依頼する際、意外に出費になるのが前の本体の取り外し&引き取り料
以前ついていたのは三菱製と日立製の置き型エアコン
我が家についていたエアコンは三菱製のものと日立製のもの。
暖房と冷房、どちらかがガスを使うもののようでした。
もしかしたら、冷房用のガスを交換したら稼働したのかもしれませんが、25年前のエアコン。
電気代も食うと思われたので、思い切って交換することにしました。
しかし・・・・
置き型エアコンにするか、壁に着けるエアコンにするかで迷う!
置き型エアコンは、以前は松下、日立、三菱、ダイキンで出していたようですが、現在は三菱とダイキンのみです。
エアコンはもう、壁につけるものが主流なのです。
床設置型や、天井設置型はハウジングエアコンという部類なのだそうです。
したがって、置き型エアコンは流通量の問題で、家電量販店に置いてあることすら珍しく、そして価格も高い!!!
メーカーの希望小売価格では、1台60万くらいします^^;とはいえ、実売価格は1台15万円~20万前後、でした。
だとしても、それが9台。う・・・・う~ん・・・。
床置き形エアコンの良いところは部屋の景観を乱さない、というか、家電も家具のようになじませることができることです。
エアコンってボコッと壁に着けるのが当たり前となっていて気にならないかもしれませんが、店舗や宿泊施設なんかでは壁に埋め込まれたりして、目立たないようにしてあるところはたくさんあります。
新築のお家なんかでも、天井埋め込み式のお家も良くあります。
どちらにしても、置く場所が必要になるので、導入の際は新築の場合が多いのではないかと思います。
で、我が家の場合は、新築時に床置き形が導入されていることもあり、壁を凹ませた“エアコン設置場所”が設けられており、カバーまであります。
外側から一見、エアコンが置いてあると見えないようになってるんです。
そこが空になるのも変だし・・、やっぱり先代のこだわりはひきつぎたい、という思いもあり、まずは家電量販店に出向き、見積もりを貰うことにしました。
ハウジングエアコンを出しているメーカーが減っている!
本命は置き形エアコンだけれど、値段によっては壁付けエアコンもあり得る、ということで、両方の見積もりを貰うことに。
床置き形エアコンは、今は三菱かダイキンしか出していません。
パナソニックも日立も生産をやめてしまって在庫しかない様子。
今後のことを考えて、床置きエアコンにする場合、ハウジングエアコン大手のダイキンを選ぶことにしました。
ダイキンだったら生産をやめる、ということはないかな?と思いまして。
その前に、壁付けエアコンも選択肢に入っていたので、家電量販店に出向いて事情を話し、まずは設置工事にいくらかかるのか、現地調査をしてもらい見積もりをもらうことになりました。
その前に条件が一つ。室外機を中庭に置きたくない。見える場所に置きたくない、ということ。
床置きエアコンと壁付けエアコンと、どちらか迷う中でもこだわる条件はありました。
室外機の置き場所。
冷房が効かない床置きエアコンですが、その室外機はすべて目に見えない場所に隠されていました。
恐らく、中庭に面した軒下に置いちゃえば設置は楽だと思われる場所であっても、配管を伸ばして、家の裏に隠されていました。
こういったところもの先代のこだわりを感じるわけですが、配管や配線は床下を通っているため、本体を交換する、となると機種によっては配管が使えなかったり、仕様が異なったりするそうで、元ある場所につければいいじゃーーん♪というわけにはどうもいかないようです。
壁付けエアコンが付けられない?!
数日後、ダイキンの業者さんと家電量販店が派遣した業者さんと2組が別々で我が家を訪れました。
それぞれに依頼をしていることは、わかってない様子。
ダイキンは置き形エアコンの設置工事の見積もりに、家電量販店の業者は壁付けエアコンが付けられるか、の調査と、壁付け・床置きそれぞれのエアコンの設置費用の見積もり、となります。
ダイキンさんは床置きエアコンの位置と室外機の場所、その距離などを見て回っていました。
家電量販店派遣の業者さんは、床置きエアコンの為の床下や天井裏を見た後、壁付けにした場合の室外機の場所やその距離を見て回っていました。
結論としては・・
それから、壁付けのエアコンも・・お宅の壁が通常の壁の2倍の厚さがあるのと、屋根が邪魔になったりして・・室外機用の配管の穴が変な場所に開けないといけなくなりそうです。。
とのこと。
壁が厚いと壁付けエアコンってつけられない?!
多分・・回避策はあるとは思うのですが・・壁が厚いと標準の配管では足らず、特別な仕様になってしまうのだそうです。
また、壁に穴を開ける機械が必要になり、業者さんもできる/できない、あるようです。
我が家に来た派遣業者さんではお手上げ、だそうです。
壁付けも床置きも・・できません。という回答でした。
(ただし、かっこ悪い状態でも良ければつけられるところもあるよ)
天井が斜めだと天井付けのハウジングエアコンもつけられない!
それと、もう一点。
我が家のリビングって天井が斜めなんです。
せっかくなので家電量販店派遣の業者さんに、色々尋ねたところ、ハウジングエアコンで天井に着けるタイプも、天井が斜めなんでダメだと思います、とのこと。
そうなったらもう・・
エアコンのためにリフォーム
or
ウィンドウエアコン
or
業務用の縦型エアコン??
しかないじゃないかーーーー!!!!
という状態に。
我が家のLDKはきっと合わせると30畳くらいあるんです。
30畳にウィンドウエアコンは・・キツイのでは^^;
・・ということで床置き形一択。ダイキンの業者さんを信じて。
2組の業者さんが来て見てくださいましたが、ダイキンさんの「できますよ。設置費用50万です」の言葉を信じて、床置き形に交換することになりました。
不思議とダイキンの業者さんは配管の事に関しては何も言わなかったけれど、以前の配管使うのかしら?使えるのかしら?
家電量販店の派遣業者さんは「もし、配管が劣化して水が漏れた・・などということもあり得るので、配管も替えた方がいいとは思うんですけど・・」という言葉も一理あるんです。
でも、リフォームもしたくない、壁付け型で景観を悪くしたくない、一番簡単な方法で!となると、三菱or日立製の床置きエアコンをダイキンの現行の床置きエアコンに交換する、というのが一番てっとり早いのです。
配管に関しては、この際突っ込まないことにしました^^;
それから悩むのが機種になるわけですが、ダイキンからはハウジングエアコンのVRまたはVシリーズになります。
VRはうるるとさらら(加湿機能付き)です。
私たちは加湿機能はいらないので、通常のVシリーズにすることに。
また、室外機を共有するマルチエアコンというのもあります。つまり、室外機1つに本器が2台、とかね。
話を聞いたら、もし室外機が壊れたら、本器が複数台使えなくなるので、本器1台に1台の室外機の方が良いですよ、とのこと。
まぁ・・そうですよね・・。
ということで、我が家のエアコン9台は床置き形エアコンの本器1台に室外機1台のタイプに交換!
16畳、18畳タイプは室内機・室外機合わせて1台25万くらい!
部屋のタイプによって18畳が2台、14畳用が2台、10畳が5台、必要でした。
でも・・9台付けたら、ざっくり見積もりでも
本器代20万×9台=180万
工事費50万
で、230万。
これらはローンの中には入っていませんから、実費になります。
う~ん・・・物件購入の際にもっと値引いてもらっても良かったかも^^;
でもって、あまり使わない部屋や細かについていた余分なエアコンを諦めて、計5台、つけることに。
床置きエアコン5台設置!
高額になるので、家電量販店を2件周り、相見積もりを取りました。
結局はどちらもメーカーさんに行って、営業さんの腕次第?なのでしょうね。ごめんなさい。
すったもんだありまして、安い金額を出してくれた方に決定。(どことは言いませんが)
ちゃんと相みつ取ってます、って正直に言いまして、競ってもらいました。すいません・・
でもって、結局は床置きエアコン5台設置で約150万、です。
ついでに別途でしたが、今回入れない古いエアコンも外して持って行ってもらいました。
つけておいても仕方ないし。
ということで、すったもんだしまくりの床置きエアコン問題。
使い心地レビューなどは、また別記事にします!
ちなみに・・実機はネットの方が安いけれど・・
今回、エアコン設置に関して、すごーーく色々調べました。
まず、実機に関してはネットの方が断然安いです。
複数台つける場合は、その差額が結構効いてきます。
ただし、取付費用もかかるものなので、ネットで実機だけを購入するのは難しい、という印象でした。
業者さんにネットの価格を見てもらい、多少値引きを再度してもらいましたが、やっぱりネットには適わない、ということです。
その代り、取付費用で調整もできるので「この実機の価格に対しての取付費用なのですよ」というスタンス。
したがって、ネットで購入した本器を、取付のみを行う業者の方に頼んでも、結局は同じくらいしたのではないか。と思います。
また、ネットで本器を購入、取付を“元取付業者で働いてましたー“みたいなセミプロ個人の方に依頼する、ということも考えたのですが。
まず、第一に本器に必要な部品や型番が自分達で明確にわかってネットで注文できるか、という点が不安でした。
もちろん、家電量販店さんからは、本体の型番などが書かれたお見積りをいただきましたが、取付に必要な部品などは分かりません。
また、本体が落ちたとか室外機が歪んだ、とか。そういうことが起きた場合の補償が、一見さんの業者さんやセミプロ個人さんだと怖いな、という点がありました。
結局、諸々を踏まえた上で、正規ルートで本体とメーカーさんの専用取り付け業者さんを依頼する、というのが多少高くても一番安全ではないか、ということになりました。
まぁ、素人の考え方なのかもしれませんが、ネットで見積もり取ったり、業者の一括見積をしてみたり・・と、色々動いてみた結論でした。
ちなみにちなみに。取付業者に依頼する際、意外に出費になるのが前の本体の取り外し&引き取り料
ちなみにちなみに。
取付だけの業者に依頼する際、意外とかかるのが、以前ついていたエアコンの引き取り代金でした。
取付だけの業者のホームページなどでは「取付費用、たったの○○○円ぽっきり!」などとうたっていても、結局お見積りで訪問料が発生したり、2階だとプラスになったり、取り外し&引き取りでプラスになったり。
もちろん、エアコンの交換、となると旧機は取り外さないといけないわけで・・、結局はプラスプラスになってしまうのですね。
こうなると一見さんの業者さんよりは、長くお付き合いができる業者さんにした方が良さそうな感じはします。修理なども含めて。
長くなりました^^;
エアコンに関しては、またいつか別記事にしまーす。