私たち世代は現在、新築&新居ラッシュです。
私たちは中古住宅を購入したわけですが、家探しをし始めたときから、住宅&住設に興味があるのは今も変わらず、気になるお家がオープンハウスになると聞けば、新古関わらず、見に出かけたりしています。
さて、そんな生活を続けていると、家の形状やインテリアの流行廃りがあるのに気が付きます。
約15年~20年前の家は、比較的正方形で、中央に寄った屋根(方形屋根というのだそうです)で、1階と2階の間の仕切り(幕板というのだそうです)があったり、その上下で色を変えてツートンカラーにしていたりするものが多いように感じます。
15年~最近までの流行は、茶色の屋根瓦×白い壁、プラスアイアンの南欧風のデザインや、四角いビルのような形状に黒や紺の暗めの壁のお家が多いような。
もちろん、地域にも関係があると思いますが、全体的に凸凹がある複雑な形状は少なくなっているような気がしますね。
あと、庭よりもウッドデッキの方が多い、かな。
そんなことに気が付き始めてから、改めて和風の家の良さを感じます。
まず、
- 友人の家と被らない
(新築で和風の家を建てる人は少ないですね。似たような家だと比較してしまう) - 木や壁の床の“素材感”を感じる
(柱や障子の枠など、節々に木を感じるのは贅沢なことなんだと、最近感じます) - 長く住んでも飽きなさそう
- 年をとってもバランスが取れる
- 落ち着く
(和室はやっぱり落ち着きます。) - 割とインテリアの幅が効く
(和風の家でも中身は融通が利くと思います)
強く感じるのは家の素材感、です。
最近の家は機能性重視のような感じで、耐久性はあるのでしょうが、なんとなく・・・プラスチックっぽいっていうか。
壁紙も柄や質がたくさんあって、まるで砂壁のような壁紙もありますが、すべてが簡単にできているなーという印象です。人の温かみを感じない、というか。(すいません)
また、流行りのブルックリン調とか、洋館のようなお家も、インテリアとして一時期取り入れるなら良いと思いますが、住設も合わせてしまった場合、年を取ったときの自分達に果たして合うのかどうか、なんてことをおせっかいに考えてしまうんですよね^^;
私たちが中古住宅を購入するとき、住宅に詳しい方に「絶対新築で建てるべき。中古住宅は燃費の悪い外車のクラシックカーを買うようなもんだ」と言われました。
確かに、耐久性の面、断熱性の面、維持費の面で、今の住宅はとてもよくできていると感じます。
うちは寒いし、光熱費もかかります^^;
障子はいづれ破れたり色あせが出て、張り替えが必要になるでしょうし、床の間には季節の花や掛軸をかけないと味気ないでしょう。
確かに手間はかかるんです。
でも、本物の木の素材、壁、手作り感・・・、現代の家にはない贅沢さがそこにはあって、精神的に満たされる点があり、やっぱり和の家はいいなぁ~・・と感じるのです。
人の価値観や趣味嗜好、住宅において重視する点など、それぞれですが「和の良さ」が薄れていかないで欲しいなぁ、なんて個人的には感じています。