中古物件購入後、引き渡しまでにリフォームを済ませました。
業者の方に来ていただいて、家の中を回りながら“見積もってほしいところ”を指示しました。
あちこち細かいことを言いましたが、ぶっちゃけ金額にもよりますし、全てはできないので、業者さんにはあらかじめ「やるかどうかは別として、申し訳ないけれど金額を細かく教えてほしい。そこから何をやるか選びます」と伝えておきました。
結局は、予算の大部分をキッチンとお風呂等の水回りにかけてしまったので、できなかったことの方が多いですが、実際に住んでみるとどうでもいいことにお金をかけようとしていたな、と感じました。
実際に住んでみてから考えても遅くはないし、もしかしたら自分達でできて安く済んだこともありますので、挙げてみます。
- 水栓 /当時の私たちは“見た目”にこだわってしまって、いかに中古臭を消すか、ということばかり考えていました。
なので、割と古さが出てしまう水栓にこだわろうとしていました。ただ、数が嵩むと高額になるのが水栓。本体以外にも設置費用もかさみます。
今、考えれば、お風呂の浴槽についていた蛇口をかっこいいものにしようとして、12万。
今はまったくその蛇口に興味を持っていないのだから、12万かけなくて良かった・・と思っています。水栓って意外と気にならなくなります。
また、住んでから「ここはシャワータイプの方がいい」とか水栓の高さ、とか色々分かることがあるはずです。 - トイレ /水回りのリフォームを、と考えていたので、トイレはタンクレスの新しいものにしようと思っていました。トイレのリフォームは安く済ませようと思えば、意外と安いですが、陶器の便器にしようと思うと結構します。
また、我が家はトイレが3台あるので、20万だったとしても×3台で60万円です。(全部やるかは別として)結局、トイレも使っていてそんなに気にならなくなってきました。
本当は節水のものにしたいけれど、まだいいかな、って感じです。 - 電子キー /防犯の都合上、鍵は変えた方がいいと思うのですが、変えていません。以前住んでいたアパートが電子キーで、子供がいたり、買い物を一手に引き受ける私としては、電子キーにしたかったのですが、木製の古い形の扉に電子キーは見た目もちぐはぐだし、取付費用が約20万かかると聞いて、辞めました。
後から話をきくと、タッチパネル型の電子キーは故障しやすいそうですし、地震などで停電になった場合に機能しなかったりするらしいので、現在保留です。 - シャワーのホース&ヘッド /「かっこいいのにしたい」なんて指示した気がします。見積もりを見返したら、ホースとシャワーで11000円、施工費に18000円が上がっています。ホースもシャワーヘッドも交換は簡単です。自分達でもできる。これはカットして正解でした。
- お風呂のガラス&手すり /「最近のお風呂って縦に手すりが付いていますよね~」「鏡を横タイプの新しいのに」と、最近のユニットバスばかりを見て言っていましたが、恐らく鏡は元々良いものが着いていたし、手すりも見た目だけの問題で、付ける必要はありませんでした。
在来工法でヒノキのお風呂なので、最近のユニットバスについているようなインテリアは合わなかったはずです。 - フローリングの塗装or 床張替 /リビングの床の一部が色あせていたのを気にして、塗装ができないか、と提案しました。ただ、リビングのフローリングが一面続いているため、「ムラになるからフロア全部やらないといけないよ」とのこと。
また、塗装すると結構匂いがするそうで、数日入れなくなる、ということも言われて、塗るのは辞めました。もし、仕上がりが気に入らなかった場合、リビング、ダイニング、キッチン、廊下、と全面になってしまうので怖いな、と。
また、新しい床材を貼る案も提案いただいたのですが、段差ができてしまうのと、後から聞いたらとてもよい床材を使っているようでしたので、張り替えなくてよかったな、と。
色あせの一部も全然気になりません(笑)
もし、リフォームをするかどうか迷ったら、一度やめることをオススメします。
業者さんはあれこれ一緒にやった方が人件費や養生の問題で安く収まりますよ、というと思いますが、最初にあれこれやっちゃうと気が大きくなっていることもあり、不要なところにお金をかけてしまいがちです。
私たちの場合は、見た目に無駄なお金をかけてしまいそうになっていましたが、住んでみてから見た目よりも機能とか修理とか、現実的なことにお金をかけなくてはいけないということが良くわかりました。
生活してみて、ランニングコストもあったりしますから、迷ったら実際に住んでみてから優先順位を決めてもいいのではないか、と思います。